日本の紅葉は世界で一番美しい」とされており、紅葉のシーズンになると多くの外国人観光客が日本を訪れます。

 木は常緑樹と落葉樹に大別され、紅葉するのは落葉樹のみです。

 国土の7割が森林である日本には、26種類もの落葉広葉樹が生息し、ヨーロッパや、メープルの国・カナダが13種類であることと比較すると、色の種類が多く、それだけ色鮮やかになります。

 「紅葉」といえば、その名の通り「もみじ」を思い浮かべますよね。

 「もみじ」については ”紅葉の代名詞「もみじ」の特徴と魅力を紹介!” で紹介しております。また、葉が色付く理由については ”紅葉はなぜ赤色なのか?もみじ狩りの由来と魅力を解説!” で紹介しております。ご興味がある方は是非ご覧ください。

なぜ街路樹には銀杏の木が多い?秋を彩る紅葉「イチョウ」の特徴と魅力を解説!

 秋の風物詩「イチョウ」の木は神社やお寺、街路樹や公園樹として多く植えられているので、その紅葉もおなじみのことと思います。

 イチョウは、その扇子形の葉が特徴的ですが、意外にもイチョウ科イチョウ属の落葉針葉樹です。

 針葉樹の長所については「松竹梅はなぜ ”縁起良く” ”めでたい” 樹木とされているのか!?」で紹介しています。

 他の木と比べ、葉の色が混ざることなく、ほぼ全ての葉が黄色に染まるのは、イチョウの木ならでは。

 今回はその秋を彩る「黄色」の代表格「イチョウ」について紹介いたします。

イチョウの名前の由来

 「イチョウ」という名は、葉がアヒルの足に似ていることから「鴨脚」の中国語読み「イーチャオ」として、平安時代に日本に伝わりました。

 イチョウの木は中国に野生していたと言われる大高木で、大きいものは高さ「30m」にもなります。

 現在では中国や日本、韓国に広く栽培されていますが、ほぼ全てが街路樹であり、野生のものはほとんど見当たりません。そのため絶滅危惧種に指定されています。意外ですが。

イチョウが街路樹として人気の理由

 東京にはイチョウの木が多く「東京都の木」にも選ばれています。その他にも、大阪の御堂筋や鹿児島の垂水、北海道大学など、全国にイチョウ並木の名所が数多くありますね。

 「あの特有の匂いがなければ、、、」と思う方も多いと思います。

 匂いの原因とされる銀杏栄養価が高く、他の生き物から狙われてしまうために、あの特有の匂いを放っているという理由があります。

 また、銀杏の実を作るとされているのはメスの木とされています。

 そのため最近では、オスの木を植えるところが多くなってきています。

 「それでは、始めからオスの木を植えればよかったでは、、、」と思いますが、開花した際に雄花か雌花か「」を見るまでは、性別は分かりません。

 そのため挿し木し、クローンを作ることでオスの木を増やしています。
 ”植物に「性別」はあるのか!?そのメリットを解説!” でイチョウについても書いておりますので、興味がある方はこちらの記事も参照ください。

 イチョウの木が街路樹として人気の理由は、排気ガスや硬い地面という厳しい環境でも強く長生きするためです。

 また春に開花し、夏に緑に茂り、秋には紅葉するため、季節の移ろいを楽しませてくれます。

 さらに、イチョウの紅葉は散った後も、しばらくは色を失わないため、まるで地面に黄色い絨毯を敷いたように綺麗です。(掃除が大変ですが、、、)

 ちなみに、日本で街路樹として最も使われている木はイチョウ(8.4%)だそうです。(国土技術政策総合研究所調べ)

イチョウの葉の特徴と魅力

 葉の形はどれも同じようですが、よく見ると変化に富んでいます。切れ込みの数や深さ、葉の幅の広がりの角度、葉柄の長さ等、同じものは二つとありません

 街路樹で枝を切る機会が多い木は切れ込みが多くなり、自然に成長させたものは切れ込みがない扇型が増えます。

 稀に、葉っぱが丸まってラッパの形をした、「ラッパイチョウ」と呼ばれるものが混ざっている木があります。機会がありましたら是非探して見てください。

 以上が「なぜ街路樹には銀杏の木が多い?秋を彩る紅葉「イチョウ」の特徴と魅力を解説!」の解説になります。最後まで読んで頂きありがとうございます。

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