実は、ドングリは「クヌギ・ナラ・カシ・シイ類」の果実を総称するものです。

 また、これら樹木は全て広葉樹です。

 広葉樹の覚え方については以下の記事で紹介しておりますので、ご参考下さい。

 また実際、どの樹木の果実が「ドングリ」と呼ばれているのかは地域によって様々です。

 しかし、狭義では「クヌギ」の実を指す場合が多いです。

 本記事では、種類が多いドングリの木を網羅的に紹介しております。

 最後まで、お付き合い頂けると幸いです。

[まとめ]ドングリの木の種類を網羅的に紹介します!

 ドングリは樹木によって形は様々です。

 以下に、ドングリの形別に樹種を分けています

 また、気になる樹木をクリックすると、”ウィキペディア”の紹介ページへ移動します。

 一部、本サイトで取り扱っている樹木については、本サイトの紹介ページへ移動します。

 このように、大きく5つに分けることが出来ます。

 また一般的に見ると、クヌギ・ナラ類は東日本の落葉広葉樹の代表的な種類であり、シイ・カシ類は西日本の常緑広葉樹林に多い種類です。

※常緑広葉樹は一般的に「照葉樹」とも呼ばれています。

 アク抜きの必要なドングリが全て東日本に分布するため、アク抜きの技術は東日本で発達したという説があります。

 また、雑木林に生えている樹種の大半は「クヌギ」や「コナラ」です

 これにミズナラ、カシワ、クリなどが混在していることが多いです。

 そのため、雑木林は「どんぐり林」と呼ぶことが出来ます。

 雑木林に生える樹木の見分け方については、以下の記事で紹介しています。

アク抜きが必要なドングリとは!?

 ドングリは、アク(灰汁)抜きしないと食べれないものと、そのまま食べれるものがあります。

 シイ類はアク抜きが不要でありますが、カシ類は水によるアク抜きが必要です。

 さらに、ナラ類は水によるアク抜きに加えて、加熱が必要になります。

 ドングリのアクは水溶性であり、これが渋みの原因になっています。

 同様に渋柿にもタンニンが含まれており、これを天日干しにすることで不溶性となり、甘い糖分だけを感じる干し柿が作られています。

 詳しくは、以下の記事で紹介しております。

 トチの実のアクは、タンニンに加えて、水溶性の「サポニン」や「アロイン」を含んでいます。

 冬季に食料が不足していた時代は、ドングリを保存食としてアク抜きを行い、食べられていましたが、現代は全く見なくなりました。

 しかし、トチの実から作った「栃餅」は美味であり、現在でも栃餅を作っている地域は少なくないです。

「トチの実」のアク抜きの方法については、以下の記事で紹介しています。

 また縄文時代から「ドングリ・トチ・クルミ・クリ」などの木の実が利用されていました。

 岡山県・宮の前遺跡からは、ドングリなどの「木の実の貯蔵穴」が発見されています。(岡山県埋蔵文化財調査報告書:14ページ目)

最後に -そもそもドングリとは!?-

 どんぐりころころ ドンブリコ

 お池にはまって さあ大変

 どじょうが出て来て こんにちは

 坊ちゃん一緒に 遊びましょう

「どんぐりころころ」青木存義

 そもそもドングリとは、樹木が子孫を残すための種子です。

 これら樹木は、動物散布によって遠くに運んでもらうために、栄養価の高い実にすることで、動物に振り向いてもらえるよう工夫しています。

 しかし美味しすぎては、完食されてしまうため「タンニン」が適度に含まれているのです。

 詳しくは、以下の記事で紹介しています。

 また、今の子供は「どんぐりころころ」をあまり歌わないと言われています。

 確かに、昔は人里には必ずと言ってよいほどあった”雑木林”も、住宅開発などにより、どんどん切り開かれ姿を消しつつあります。(以下の記事参照)

 そのため最近では、ドングリを見かけることも少なくなりました。

最近どんぐりを見ていないな」と心当たりのある方は、子供を連れて雑木林に行ってみてはいかがでしょうか。

 子供の時のように、一緒にドングリを探してみるのも、息抜きになって良いかもしれませんね。

 以上が「[まとめ]ドングリの木の種類を網羅的に紹介します!」になります。

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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※本記事は「有用草木博物辞典」を参考にしております。

※アイキャッチ画像引用:EASTさん (GANREF)