研究データによると、現在までの約130年間のあいだに、世界の気温は0.85℃上昇日本の気温は1.2℃上昇しているとされています。(以下の記事参照)

 そして100年後には、さらに4℃上昇すると予測されています。(国立環境研究所)

 これは1年に0.04℃ずつ気温が上昇する計算であり、仮に4℃気温が上昇すると米の収穫量が平均で5%減少するという予測もあります。

 また、ヒートアイランド現象により、大都市部の気温上昇はさらに顕著になります。(以下の記事参照)

 そのため、100年の間に2〜3℃の上昇が見られています。

 ヒートアイランド現象は、以下の要因により引き起こされます。

・建物・車からの排熱。
・緑の減少やコンクリート面の増加。
・建物による風通しの阻害。

 このまま地球温暖化が進むと、大都市部での熱中症問題がいっそう深刻なものとなる可能性があります。

 また、すでに日本のみならず、地球温暖化を原因とする問題は起こり始めています。

世界で発生した地球温暖化による影響の一例
・海面上昇により、ツバルやモルディブなど標高が低い小さな島国で国土面積が減少
・2003年、夏ヨーロッパで高温の日が続く熱波が発生。フランスでは熱波による死者が約15,000人に達した。
・ネパールやブータンなどの山岳では、氷河が急速に融け出し、その水により氷河湖ができている。さらに氷河が融け続けるとその氷河湖が決壊し、下流にある村落が洪水におそわれるリスクが高まっている。

 そして現在、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加が、地球温暖化の主な原因とされています。

 しかしながら、本当に二酸化炭素の上昇が地球温暖化を促しているのでしょうか。

 本記事では、地球温暖化の”原因”と”影響”について紹介していきます。

 最後まで、お付き合い頂けますと幸いです。

地球温暖化の”原因”と”影響”とは!?

引用:O-DAN(オーダン)

 現在、地球温暖化の原因として、二酸化炭素を含む”温室効果ガス”が挙げられています。

 温室効果ガスは、地表から出ていく”赤外線”を吸収し、地球を温める効果があります。

 反対に、この温室効果がないと地球の平均気温は”マイナス19℃”となるとされ、適度な温室効果は必要です。

 しかしながら、過剰な温室効果ガスは地球の気温を上げるだけでなく、”異常気象”や”生態系の変化”を引き起こします。(以下の記事参照)

引用:IPCC第5次評価報告書

 たとえば、現状の地球温暖化を放置すれば、2100年には海面の水位は最大82cm上昇すると警告されています。

 しかしながら、これらの地球温暖化に対して、

1. 過去にも氷期や温暖期を繰り返していたので、温暖化は一時的なものではないのか。
2. 温暖化によって、地球がどう変わるのか確かではないのではないか。

 という疑問が、思い浮かびます。

 まずは、これらの点をクリアにしていきたいと思います。

地球温暖化は本当に起こっているのか?

引用:O-DAN(オーダン)

1. 過去にも氷期や温暖期を繰り返していたので、温暖化は一時的なものではないのか。

 過去の気候変動は、火山噴火による一時的なものを除けば、”地球の自転軸”や”公転軌道の変動”などによる影響であると考えられています。

 そのため、この変動は何千年や何万年単位での長い時間の流れによるものです。

 しかしながら、近年の短期間での気温上昇は、”経済活動に起因する急激な変化”であるということです。

 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が算出して二酸化炭素の増加は、過去10,000年の中で最大の上昇率と考えられています。

引用:IPCC第5次評価報告書

 また工業化以前より、二酸化炭素濃度は40%も上昇したとされています。

 以上より、氷期や温暖期のような長期的な気温の変化ではなく、経済活動の結果による急速な気温上昇であると考えられています。

2. 温暖化によって、地球がどう変わるのか確かではないのではないか。

 温暖化による、地球環境の変化は予測であり、具体的な状況は確かではありません。

 そのため、現状ですでに起こっている地球温暖化の影響からの推測となります。

海の上層で”海水温”が上昇している

 過去50年間で、海洋表層(0〜700m)の水温が上昇しています。

引用:IPCC第5次評価報告書

”氷”が減少し続けている

 過去20年にわたり、”グリーンランド”および”南極”の氷床の質量は減少しており、氷河はほぼ世界中で縮小し続けてます。

引用:IPCC第5次評価報告書

”海”は酸性化している

 海は排出された二酸化炭素の約30%を吸収し、酸性化しています。

 また工業化以前より、海水のpHは0.1低下(=酸性化)しています

引用:IPCC第5次評価報告書

日本における”地球温暖化の影響”

 日本における”地球温暖化の影響”について以下にまとめています。(環境省, 2014年12月版)

引用:九州沖縄農業研究センター(図1), 国土交通省中部地方整備局(図2), 国立感染症研究所(図3), 阿嘉島臨海研究所(図4)

 以上の地球温暖化による影響が、世界ではすでに起こっています。

最後に -次世代に向けた早めの対策-

引用:O-DAN(オーダン)

 このように地球温暖化による影響はすでに世界中で起こっており、今後も温暖化が進行することで、これらの問題がより顕著になると予想されます。

 しかしながら、これらの問題は不都合が見えてきてから急に対策を講じたとしても、すでに間に合わないとされる問題です。

 というのも、たとえ2100年までに二酸化炭素の排出を完全に止めたとしても、海面水位は今後、何世紀にもわたって上昇し続けるとされるためです。

 これは大気に比べ、水は比熱がとてもに大きく、温まるにも冷めるにもかなりの時間を要することに起因しています。

 そのため、今すぐに対策を講じたとしても、その効果は何十年もあとに現れるものです

 このように現在私たちは、次の世代に継承するための早めの対策が求められています。

 以上が「地球温暖化の”原因”と”影響”とは!?温暖化は本当に起こっているのか?」になります。最後まで読んで頂きありがとうございます。

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※アイキャッチ画像引用:O-DAN(オーダン)